青山学院大学理工学部物理学科
1989 年 58 巻 10 号 p. 1481-1487
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走査型トンネル顕微鏡 (STM) は試料表面を実空間で原子分解能を持って観察することを可能にしたが,試料に電流が流れる必要がある.一方,非導電性試料表面をも観察可能にした原子間力顕微鏡 (AFM) も原子分解能を持つことが報告され, AIM と STM を同時に可能とする試みがなされている.われわれは, STM の課針に超音波パルスを加え,探針先端の機械的な接触を検出することにより, STM も同時に可能な新しいタイプの顕微鏡を作成できる可能性を示す実験結果を得たので紹分する.
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