東京工業大学大学院総合理工学研究科電子システム専攻
東京工業大学理学部応用物理学科
1989 年 58 巻 12 号 p. 1688-1695
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本稿では, 1/f; ゆらぎの実験・理論の現状を概説するとともに,非平衡統計物理としての問題点を指摘する.特に,線形応答係数のエネルギー損失に関わる部分が1/fゆらぎをしていることに注目する.また, Hooge の式の解釈として,電子は独立にフォノンによって散乱されるが,フォノン自体は長距離相関をもって1/f ゆらぎをしていることを述べる.
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