NTT境界領域研究所
1994 年 63 巻 5 号 p. 483-486
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光の圧力は生物学における細胞操作,マイクロ化学におけるかくはん・添加・分別など,光ピンセット手段として利用されている.一方,最近ではマイクロマシンなど電気的アクセスが困難な分野で,微小物体の駆動源としても注目されている.本稿ではこのような光マニピュレーション技術の応用領域の拡大-加減速→トラップ(捕捉)→回転駆動-とその動作原理を解説する.特に,微小物体の回転駆動については,光による運動エネルギーの伝達(マイクロ駆動源)という観点から紹介する.