電気通信大学電気通信学部電子物性工学科
1994 年 63 巻 7 号 p. 674-681
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ここ2, 3年の闘に有機(分子性)強磁性体がせきを切ったように続々と発見されている. 30年余りの地道な有機磁性体の研究が,ここに来て,まさに華を開きつっある.本稿ではまず,有機強磁性体開発にとって基本的概念である (1) 軌道の重なりとスピン多重度との関係, (2) スピン分極,について説明する.次に,代表的有機強磁性体について,特に結晶構造との関連で,強磁性発現機構などについて説明する.
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