東北大学反応化学研究所
1998 年 67 巻 3 号 p. 310-313
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石炭は石油,天然ガスと比して埋蔵量が圧倒的に多く,世界に広く分布している.したがって,来世紀の石油資源ひっ迫後のエネルギー供給源としての石炭の役割は非常に大きい.しかし,大気中の二酸化炭素濃度増加がもたらす地球温暖化と硫黄,窒素酸化物排出による大気汚染では上記の化石燃料資源の中で石炭は最大の悪役である.このような状況下において石炭の高効率・クリーンな利用技術の研究が基礎研究からプロセス開発研究まで広範囲にわたって活発に行われている.その概要を述べる.
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