横幹連合コンファレンス予稿集
第4回横幹連合コンファレンス
セッションID: 1C1-3
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文化と世界観と異世代間利他主義
窪田 康平ホリオカ チャールズ・ユウジ亀坂 安紀子大垣 昌夫大竹 文雄
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抄録

本論文はユニークなアメリカと日本のアンケート調査のデータに基づいて、親の子供に対する態度に関する文化差の実証的証拠を提示する。このデータは大阪大学が集めたものであり、世界観と宗教に関する質問、親の行動に関する仮想質問と、社会経済変数の質問を含んでいる。データによるとアメリカの親の方が、日本の親よりも年少の子供に対して厳しい態度をとる傾向がある。われわれの実証研究によると、親の世界観の信条の内容が親の態度に影響する。また、親が自分の世界観の信条に関して確信度が強いほど、自分の子供に対して厳しい態度を取る傾向がある。平均するとアメリカの親の確信度の方が、日本の親の確信度がかなり高い。この文化差が両国の親の態度差のかなりの部分を説明する。

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© 2011 (NPO)横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
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