日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第84回大会
セッションID: SS-002
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公募シンポジウム
オンラインによる司法面接研修:課題と展望
法と心理学会・日本心理学会連携企画​羽渕 由子山本 渉太田中 晶子ローリー メラニー萩野谷 俊平サンティラ ペッカ仲 真紀子佐々木 真吾上宮 愛松尾 加代
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抄録

司法面接とは,法的,行政的判断にも使用できる精度の高い情報を,被面接者の心理的負担に配慮しつつ得ることを目的とした面接法である。日本でも近年,虐待事案等における子どもからの事情聴取の技術として,警察,検察,児童相談所等で用いられるようになった。この司法面接の研修は,研究者やNPO等が担っている。典型的には,警察,検察官,児童相談所職員等の実務家が1日~数日間,研修会場に集合し,講義,演習,フィードバック(面接の振り返り)からなるプログラムを受講する。特に,受講者間で多職種連携チームを形成し,演習を行うことが効果的である。しかし,遠方である,時間がない,そして今回のコロナ禍のように集合できない等,対面での研修が阻まれる事態も存在する。本シンポジウムでは,遠隔で司法面接研修を実施している研究者に話題提供を求め,オンライン研修における課題や展望について議論する。

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© 2020 公益社団法人 日本心理学会
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