日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第84回大会
セッションID: SS-019
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公募シンポジウム
心理学の諸領域におけるベイズ統計モデリングの実践
武藤 拓之難波 修史小林 穂波水野 景子横山 仁史松井 大小杉 考司
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抄録

近年心理学においてベイズ統計学が注目を集めている理由の1つとして統計モデリングとの相性の良さが挙げられる。データの生成過程を確率モデルで表現し,それをデータに当てはめることで現象の理解と予測を目指す統計モデリングの方法論は,理論の精緻化や心理量の測定など様々な面での貢献が期待されている。本シンポジウムでは,企画者(武藤)がベイズ統計モデリングの基本的な考え方を概説した後で,ベイズ統計モデリングを用いた研究で活躍している5人の研究者に認知心理学(小林)・感情心理学(難波)・社会心理学(水野)・臨床心理学(横山)・動物心理学(松井)の各分野における研究実践について話題提供して頂き,各分野におけるベイズ統計モデリングの具体的な活用方法と有用性について情報共有を行う。その後,専修大学の小杉先生に指定討論を行って頂き,心理学におけるベイズ統計モデリングの意義と位置づけを俯瞰的に考える契機としたい。

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© 2020 公益社団法人 日本心理学会
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