日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第85回大会
セッションID: PC-148
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3.社会・文化
女子大学生におけるソーシャルメディアを通じた見知らぬ人との交流行動の実態とメリット・リスク認知の関連
*鈴木 千晴中山 満子
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抄録

ソーシャルメディアは近年ますます発展を続け,SNSをはじめ,オンラインゲームや動画配信アプリなど,新たなサービスが生み出され続けている。ソーシャルメディアを通じた見知らぬ人との手軽なコミュニケーションには,様々なメリットがある一方で,犯罪やトラブルに巻き込まれる危険も孕んでいる。自己情報の公開や誹謗中傷等のトラブルに関するリスクを扱った研究に比べ,見知らぬ人との出会いや交流に焦点を当てた研究は少ない。ネット上の見知らぬ人との交流手段が増え続けている現状において,青年期女性のネット上の他者との交流行動の実態を明らかにすることは重要であるといえる。本研究は女子大学生を対象に,ソーシャルメディアを通じた見知らぬ人との交流行動の内容と,ソーシャルメディア利用に関するリスク・メリットの知覚について尋ね,見知らぬ人との交流行動に関わる要因について検討した。

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