主催: 日本心理学会第85回大会準備委員会(明星大学)大会長 境敦史
会議名: 日本心理学会第85回大会
回次: 85
開催地: 明星大学
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/08
ライフスタイル・バランスとは日常的な生活パターンであり,バランスが良いと心理的・身体的健康に良い結果をもたらすとされる。本研究では,その測定方法の1つとして提案されているtime-use profileを用いた時間使用の理想と現実の一致度を用いて生活全体のバランスを把握し,縦断的調査結果からライフスタイル・バランスの変化とライフ・イベントの関連について検討した。調査会社登録モニターの中から学生を除く20歳から59歳の男女を対象として,6か月間隔でインターネットによる2回の調査を実施した。第1回調査では,回答者3,537名より矛盾回答をした者を除外した2,820名を有効回答とした(男性1,314名,女性1,506名:平均年齢39.6歳±10.84)。第2回調査への回答者1,651名より矛盾回答をした者を除外した1,418名を分析対象とした(男性662名,女性756名:平均年齢41.5歳±10.19)。ライフ・イベント経験者の数が少なかったが,就職・退職・子供の誕生とライフスタイル・バランスの変化に関連が見られた。