主催: 日本心理学会第87回大会実行委員会
会議名: 日本心理学会第87回大会
回次: 87
開催地: 神戸国際会議場・神戸国際展示場(ハイブリッド開催)
開催日: 2023/09/15 - 2023/09/17
2002年の政策評価法の施行から20年余りが経ち,多分野において評価を通じた改善活動の流れが定着し,社会的重要性が増している。大学においても認証評価や国立大学法人評価が実施されている。一方で,評価の負の側面とも言える「評価疲れ」についても,評価導入時から現在まで聞かれている。しかし,「評価疲れ」は漠然とした評価に対する負担感,不信感,徒労感等を表す抽象的な用語として用いられ,その定義や発現のメカニズムについては検討がなされて来なかった。政策の検証という点では行政学の問題でもあるが,キャンベルの法則に代表される,測定評価が自己目的化を指向する現象は心理測定の問題として,他者からの否定的な評価を恐れる傾向である評価懸念については,社会・教育心理学の問題として報告されている。また,この問題に直面している評価室・IR室等には心理学者も多く所属している。本シンポジウムでは「評価疲れ」と関連してなされている心理学的研究として,大学経営の心理(森),測定尺度の開発(市村),面接評価(高木,澤田)を紹介し,克服へ向け心理学の立場からどのような提言ができるか討論を通じて考えたい。