主催: 日本心理学会第89回大会実行委員会
会議名: 日本心理学会第89回大会
回次: 89
開催地: 東北学院大学
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
神経心理学は、研究のためだけの学問ではない。脳に損傷のある高次脳機能障害者はもちろんのこと、小児から高齢者までの幅広い対象者への神経心理学的アセスメントや認知リハビリテーション、心理相談において必須の知識である。本シンポジウムでは、評価から支援までの様々な臨床現場において活躍している3人のシンポジストに話題提供をお願いし、討論を行う。
中央大学大学院文学研究科心理学専攻に在学している越智隆太先生には、「脳腫瘍患者を対象とした覚醒下手術における神経心理学の活用」として、覚醒下手術時の神経心理学の活用についてのご経験を踏まえて話題を提供していただく。また、IMSグループ西仙台病院後で心理職として働かれている藤貴浩先生には、ご自身の多様な医療領域で活躍されたご経験から、「多様な医療領域で使える臨床神経心理学」という精神科も含めた医療領域における神経心理学の活用についての話題を提供いただく。最後に川崎市中部リハビリテーションセンターの心理職である松井健太先生には、「地域リハビリテーションにおける神経心理学を活用した支援」として、地域リハビリテーションという福祉の現場で、神経心理学を活用しし生活を見据えた当事者支援の実際について話題を提供いただく。さらに、それぞれの話題提供を踏まえて、昨年度話題を提供していただいた横浜市立脳卒中・神経脊椎センターの心理職である冨岡秀子先生に指定討論者として登壇いただき、臨床現場で活かす神経心理学の知識について討論を行う予定である。
神経心理学に興味があるが臨床現場でどのように使われているのかイメージがわかないという人、高次脳機能障害や認知症、神経発達症への対応のヒントを得たいという人、神経心理学を勉強している、あるいは指導している人に、ぜひ参加してもらい、神経心理学の現場での活用について一緒に考えていただきたい。