アンデス・アマゾン学会研究発表要旨集
Online ISSN : 2759-9124
第12号(2023)
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家畜に合わせて生きる:アンデス牧民と動物との相互作用に関する予備的考察
*鳥塚 あゆち
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 9-10

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抄録
 ペルーのアンデス高地では、人々は在来種のラクダ科動物であるリャマとアルパカのほか、ヒツジ・ウシ・ウマなどの旧大陸由来の家畜も含め、複数種の家畜を飼養してその生業を成り立たせている。牧畜家畜以外にも護畜用のイヌや、稀にネコやニワトリも飼い、近年では現金収入源としてマスを飼い始めた者もいる。当然のことながら、種による性格や行動の差異が存在することから、放牧だけ考慮してみても複数種を扱うことは負担になる。にもかかわらず、人々は多様な動物とともに暮らすことを選択している。
 稲村はアンデス牧畜形態の特徴として、定住性、乳利用の不在、農耕との強い結びつきの3点を挙げている[Inamura 2006]。ラクダ科動物の牧畜は標高4000m以上の高地で行われ、放牧地と住居を往復する日帰り放牧の形態をとる。本報告では、これらの特徴に加え、人間と動物および動物間の相互作用に着目し、そこから描出できるアンデス牧畜の特徴について検討した。
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© 2023 本論文著者

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