産業連関
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アジア太平洋地域での国際分業構造
国際産業連関表を用いた数量分析
下田 充渡邉 隆俊
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2005 年 13 巻 2 号 p. 42-53

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抄録
自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)などへの取組みに伴い,東アジア地域は経済的な一体感を強めつつあります.「東アジア経済圏」の構築をめぐる議論も盛んにおこなわれている昨今,東アジア地域における分業構造はどのように変化しているのか,われわれは国際産業連関表による検証を試みました.付加価値の帰着という観点から分析を進めた結果,次の点が明らかになりました.(1)日本・アメリカは比較的自律性の高い経済構造を有する.(2)多くの東アジア諸国で国産化率は低下傾向にある.(3)東アジア域内での相互依存関係は必ずしも強まっていない.むしろ域外への依存を強めつつある.
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© 2005 環太平洋産業連関分析学会
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