抄録
ディスクオンロッド試験法を用い, 酸化物系セラミックスにおける熱衝撃破壊特性の動的評価を行った. 本研究では, 赤外線ランプにより高温加熱した直径20mmの35%SiCウィスカー強化アルミナ製ディスク状試験片中央部に, 冷却金属ロッドを接触させることにより試験片を急冷し, 熱衝撃を与えた. 試験の間, IRカメラにより試験片上面の温度分布を測定し, 得られた温度分布からFEM解析によって熱応力を算出した. 平板曲げ試験における主き裂形成臨界応力と比較すると, 熱衝撃試験におけるσ_cは熱残留応力の緩和によって増加することが分かった.