抄録
チタン酸ビスマス系化合物は、優れた強誘電性および疲労特性を有するため、不揮発性メモリ用材料として最も有望である。本研究では、化学溶液法により(Bi, Ln)4Ti3O12[Ln:La, Nd, Sm, Gd]薄膜の作製および評価を行った。その結果、各金属アルコキシドの溶液中での反応を制御することによって、均一かつ安定な前駆体溶液を得ることができた。Pt/Ti/SiO2/Si基板上への(Bi, Ln)4Ti3O12系薄膜の作製には、600℃以上の熱処理が必要であり、Aサイトに入るイオンにより、結晶性が異なることが分かった。また、このようにして作製した薄膜の誘電特性、および強誘電特性について評価した。