日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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HSi(OC2H5)3を利用したリチウムシリケート発泡体の作製およびNOx吸脱着挙動
片山 真吾山田 紀子淡野 正信
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p. 446

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抄録

HSi(OC2H5)3をリチウムシリケート水溶液と反応させることにより、シリケート発泡体を作製した。塩基性条件下ではH-Si結合が解離して水素ガスを発生することから、HSi(OC2H5)3とリチウムシリケート水溶液を混合すると水素を発生しながらゲル化してシリケート発泡体が得られた。SEM観察によれば、発泡体の孔壁は約50nmサイズの粒子による粒子状ゲルであった。さらに、発泡体の表面はH0=9程度の固体塩基性を示し、NOおよびNO2を吸収した。これらのガスを吸収した発泡体のFT-IRスペクトルによれば、1385cm-1にNO3-種によると考えられる吸収ピークが見られた。

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©  日本セラミックス協会 2002
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