希土類酸化物蛍光体を担持した多孔質ガラスの発光特性

抄録

シャープな細孔分布を有する多孔質ガラス膜は、その良好な透光性と大きな表面積を有しており、これの細孔内に希土類蛍光体の微粒子を位置させることができれば強発光ガラスとなり得る。そこで本研究では、希土類有機錯体を原料としたMOCVD 法により希土類酸化物蛍光体を基材の細孔内に担持して、このガラスの蛍光特性について検討した。