日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 1M32
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ロッキングカーブ測定を用いた窒化アルミ薄膜における深さ方向の配向解析
*虎谷 秀穂秋山 守人日比野 寿井田 隆上野 直広立山 博
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抄録
多結晶薄膜における一軸性配向分布の解析に、ロッキングカーブ(以下、RCと略す)測定が広く使用されている。しかし、従来の方法は、1)配向が比較的強い場合のみにしか使用できない、2)結果が実験条件に依存しやすい、3)理論的裏付けを欠くために定量的な議論ができない、などの問題点が指摘されうる。本研究において、結晶子の配向に球面分布関数を導入し、1回のRC測定で配向を定量的に解析できる方法を開発した。観測RCに対する理論RCの最小二乗フィッティングにより、1)所望の角度範囲内において配向している結晶子の体積分率の導出)深さに依存した配向分布の解析)非常に僅かな配向分布の検出が可能である。
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©  日本セラミックス協会 2003
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