日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 2B29
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層状ペロブスカイト型マンガン系化合物の合成と熱電変換物性
*一楽 洋治郎松田 元秀三宅 通博
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抄録
CaMnO3ペロブス力イト層とCaO岩塩層が c 軸方向に交互に積層した構造を有するマンガン系化合物であるCa4Mn3O10 について、本研究ではCaサイトをSrで一部置換した試料を合成し、その熱電特性を検討した。 その結果Ca4-xSrxMn3O10 において、x = 0, 0.2, 0.4 で単相試料であることが明らかとなった。一方Srの一部置換により母体であるCa4Mn3O10 よりも高いゼーベック係数が観測された。また、Ca3.6Sr0.4Mn3O10 のゼーベック係数の絶対値は800℃において約227μV/Kの値を示した。
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©  日本セラミックス協会 2003
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