日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 2H37
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EPD 法によるセラミックス複合材料の作製と評価
*西村 文秀武田 真一加藤 真示岩田 美佐男中平 敦
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抄録
これまで当研究グループでは水系溶媒を用いて、アルミナ系,ジルコニア系,さらにはハイドロキシアパタイト系において電気泳動法を利用して貫通孔を有する多孔体の作製を行ってきた。本研究では、電気泳動法を用いて、新規セラミックス複合材料の作製を行い、その特性評価を行った。印加する電流,電圧や、スラリーのpHを調整することによって、気体の発生量、粒子の泳動割合を調整することが可能であるので、異なる2種類以上のスラリーを用いることによってアルミナ多孔体の貫通孔中にジルコニア層が存在する複合材料の作製が可能であった。また、水系スラリーにおいても緻密な積層体を作製することが可能であった。さらに溶媒にエタノールを用いることによってアパタイト系材料の複合体の作製も可能であった。
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©  日本セラミックス協会 2003
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