日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 2K22
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n-アルキルアミン層間化合物を中間体として用いた層状ペロブスカイト有機誘導体の合成
*田原 聖一菅原 義之
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抄録
H_<1.8>Sr_<0.8>Bi_<0.2>Ta_2O_7のn-ブチルアミン層間化合物とn-デカノールとの反応を試みた。XRD分析よりHSTとn-アルコールを直接反応させた場合では全く反応が進行しないのに対し、n-ブチルアミン層間化合物を中間体として反応させると、基本面間隔が増加した。IR分析ではd(NH)の吸収帯の強度が減少したことから、n-ブチルアミンが脱離したことが示唆された。^< 13 > C CP/MAS NMR分析より層表面とTa-O-C結合を形成したn-デコキシル基のシグナルが出現した。以上の結果よりH_<1.8>Sr_<0.8>Bi_<0.2>Ta_2O_7アルコキシル基誘導体の合成が示された。
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©  日本セラミックス協会 2003
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