抄録
すでに報告している疎水場ゾル-ゲル法によって得られた層状チタニア/カルボキシラートナノコンポジットをアルカリ水溶液で処理することによって、層間に配位するカルボキシラートを完全に除去した。得られた生成物は板状の形態を示す一方、元の規則的な層状構造は維持されなかった。アンモニア水で処理した試料では350℃の焼成によってアナターゼへの顕著な結晶化が観察されると共に、216m2g-1という高い比表面積を示した。NaOHおよびKOH水溶液で処理をした試料では顕著な結晶化は観察されなかったが、両者の比表面積は大きく異なった。