主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
固体高分子型燃料電池の高分子電解質膜として、様々な機能性を付加できるセラミックス多孔質マトッリクスと電解質高分子を組み合わせたコンポジット電解質膜が研究されている。しかし、コンポジット電解質膜は機械的強度が弱いため、通常のホットプレス法を用いて膜・電極接合体(MEA)を作製することが困難であり、また接触性も低くなる。そこで本研究では新規MEA作製法として、電気泳動法の応用を検討した。電気泳動法では膜に機械的負担がかからず、容易に電極触媒層の厚さと密度を制御することができるため、接触性が良い均一な電極触媒層を作製できると考えられる。