主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
固体酸化物形燃料電池の低温作動時の界面抵抗の低減を目指して、酸化物イオン・電子混合導電体をカソード電極として用いた。混合導電体である(La,Sr)(Co,Fe)O3wo通常の固相法により合成した。XRDパターンの測定、RIETAN-2000によるリートベルト解析により合成された電極粉末の結晶構造を確認した。また、Ce0.8Sm0.2O1.9電解質ペレットの両面に電極粉末を焼付けることで対称電極セルを作製し、交流インピーダンス測定による界面抵抗の評価を行うことで、高い酸化物イオン導電率を持つ組成の(La,Sr)(Co,Fe)O3ほど界面抵抗が減少し、電極の剥離が増加することを確認した。