抄録
近年、太陽光のうち赤外線だけを反射して冷房効率を上げるような環境調和型インテリジェント材料が広く注目されている。二酸化バナジウムは約68度で金属_-_半導体相転移し、これにともない低温側では赤外線を透過し、高温側では反射する。また、Wなどの置換により転移温度を室温付近まで下げることも可能である。この特性を利用して、スマートウィンドウを作成できる可能がある。しかし、二酸化バナジウムをスマートウィンドウに応用するには、通常、基板の高温処理が必要である。そこで本研究では、単分散シリカナノ粒子に二酸化バナジウムをナノコーティングしてハイブリッドナノ粒子の作成を試み、ポリ乳酸フィルム中に分散してスマートウィンドウの可能性を調査した。