抄録
屈曲鎖の異なる液晶ポリエステルとチタン酸テトライソプロピル(Ti(OR)4)を複合化することによって、新規無機/有機ポリマーナノハイブリッドの合成を試みた。ビフェニル基とアルキレン鎖が交互に結合した液晶ポリエステルとTi(OR)4のハイブリッドは、明瞭な液晶相を観察することができなかった。一方、ビススチリルベンゼンとオキシエチレン鎖の交互共重合体である液晶ポリエステルとTi(OR)4のハイブリッドは、ポリマーの構造単位であるオキシエチレン鎖がTi(OR)4を取り込み、均一な液晶相を形成した。またX線回折測定およびFT-IR測定を行い、ハイブリッドの構造解析を行った。