抄録
本研究では、高い表面積を有するアルミナ多孔質膜をディップコーティング法により作製することを目的として、アルミニウムイソプロポキシドを加水分解・解膠して得られるゾルにポリエチレングリコールを添加したコーティング溶液を調製した。この溶液をガラス基板上に塗布し、500℃で焼成しアルミナ膜を作製したところ、1回の成膜工程で最大0.7μmの厚いアルミナ膜を作製することができた。本方法で作製したアルミナ膜は透明性が高く、また、SEMによる膜の断面観察から、直径約80nmの微粒子が堆積した多孔質膜であることが分かった。