抄録
Zrとの合金化によりZrO2の光電気化学特性に影響が見られた遷移元素Nb, Mo, Ta, Wについて、Zrとの複合酸化物を合成し、水分解による水素発生量によって光触媒活性を評価した。Zr1-xMxO2 (x=0.05, 0.10, 0.20)は、ZrO2と遷移金属酸化物粉末をそれぞれ化学量論比で混合し焼成させることにより合成した。試料粉末を蒸留水中に懸濁し、500 WのXeランプからの光を照射し水素発生量を測定することにより光触媒活性の評価を行った。NiOを担持させたZr0.95Ta0.05O2では10時間の光照射によりZrO2に比べて約2倍の水素の発生が確認された。