抄録
リチウム二次電池用正極材料である層状酸化物LiNi1/2Mn1/2O2は4V級で150mAh/gの可逆なサイクル容量を示すことからLiCoO2に替わる将来有望な材料として注目されている。一方、その充放電機構、特に詳細な構造変化に関しては十分な理解がなされているとはいえない。本研究ではSPring-8(BL02B2)、原研(HERMES)、KEK-PF(BL7C)で粉末X線・中性子回折並びにX線吸収微細構造測定を実施し、Rietveld並びに EXAFS解析により構造精密化を行うことで、種々のイオンを置換した試料について平均構造と局所構造の両面からリチウム脱離に伴う結構造変化について詳細に検討した結果について報告する。