ペロフスカイト型酸フッ化物、PbFeO₂Fの結晶構造と誘電性

抄録

ペロフスカイト型酸フッ化物、PbFeO₂Fを高温、高圧下で合成した。結晶構造は立方晶ペロフスカイト型で、リートベルト解析の結果、B-siteのFeイオンがoff-center位置に存在していることが示唆された。また磁性、誘電性の温度依存性についても測定を試みた。講演ではさらに詳細な構造解析結果、低温X線回折による結晶構造の変化などについて講演する予定である。