抄録
今日、可視光線の照射でも機能する光触媒材料の開発が望まれている。製膜方法は、まずガラス基板および導電性ITO膜付きガラス基板上にV、WおよびFeの遷移金属イオン溶液をディップコートし、乾燥および焼成を繰り返すことにより、着色膜を得る。この上面にチタンアルコキシドをディップコートし、乾燥、熱分解および塗布を繰り返すことにより積層型TiO2/V2O5、TiO2/WO3およびTiO2/Fe2O3膜を得る。可視光下において、これらの膜がオリジナルTiO2膜と比較して光触媒性能を向上出来るかどうか検討する。さらにITO膜をアースした場合に光触媒性能が向上できるかを検討する。この熱分解及び焼成温度の決定は、TG-DTAを用いて行う。得られた膜の生成相の同定はXRDを用い、膜厚および 表面構造はSEMで行う。また積層膜の着色の度合は、分光光度計を用いる。また膜の光触媒性能は、光触媒製品技術協議会が制定した、2001年度版液層フィルム密着法およびガスパック法を用いる。さらにTiO2/Fe2O3膜についてはメスバー効果についても検討する。