日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2004年年会講演予稿集
セッションID: 2J26
会議情報

ポーリングアパタイト粉末による血清タンパク質の吸着特性
*大久保 和慶関島 安隆中村 聡片山 恵一山下 仁大
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ハイドロキシアパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2:HAp)は優れた生体親和性を有し、生体材料として応用されている。演者らはポーリング処理によりHAp焼結体表面に電荷の片寄りを持たせる事で、生体活性をさらに高めることを報告してきた。また、HAp粉末においてもポーリング処理が可能であり、粉末をポーリング処理することで、酸および塩基性タンパク質に対する吸着量及び吸着速度が向上する事を報告してきた。今回の報告ではポーリングHAp粉末を充填材として用いてカラムクロマトグラフィーを行ない、血清タンパクであるフィブリノーゲンに対する未処理及びポーリングHAp粉末の吸着反応を検討した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2004
前の記事 次の記事
feedback
Top