日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2004年年会講演予稿集
セッションID: 1C39
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LnCuOCh層状オキシカルコゲナイド中の自然多重量子井戸構造
*植田 和茂平松 秀典太田 裕道平野 正浩神谷 利夫細野 秀雄
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抄録
LnCuOCh(Ln=希土類元素、Ch=カルコゲン元素)は、酸化物層とカルコゲナイド層が積層する構造をもつワイドギャップ半導体である。これらの材料の電子構造を調べると、その層状構造が酸化物層を障壁、カルコゲナイド層を井戸とした多重量子井戸構造とみなせる可能性が示唆される。エピタキシャル薄膜を用いた吸収スペクトルの測定により、2次元性を示すスペクル構造を一連のLnCuOChにおいて観察した。これにより、LnCuOCh中には、多重量子井戸構造が形成されていることが実証された。
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©  日本セラミックス協会 2004
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