日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2004年年会講演予稿集
セッションID: 1D38
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チタニアを3次元積層化した多孔質ガラスの光触媒能
*沖 香織嶺重 温小舟 正文矢澤 哲夫
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抄録
現在、大気中の窒素酸化物や水中の微量有害物質の分解除去などにTiO2を代表とする光触媒の利用が広く検討されている。光触媒反応は光触媒表面と有害物質との反応であり、比表面積の大きな光触媒ほど高い触媒活性が得られる。しかし、これまで使用されてきた粉末状の光触媒は分解処理時の飛散や、処理後の光触媒の分離・回収が困難であるなどの欠点があり、実用化への大きな障壁となっていた。そこで本研究では、透光性を有する多孔質ガラスへの光触媒3次元積層化を目的とした。これにより膨大な比表面積の光触媒が得られ、さらに有害物質が多孔質ガラスに吸着・濃縮されるため、より高効率の分解が可能になると考えられる。
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©  日本セラミックス協会 2004
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