日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1I17
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ルテニウム化合物ナノチューブの合成と特性
*矢田 光徳井上 侑子武藤 拓也鳥飼 紀雄渡 孝則
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抄録
酸化ルテニウムなどのルテニウム化合物は、電極触媒や電気化学キャパシタなどに用いられる有用な物質であり、ナノ構造化による大幅な特性の向上が期待される。我々のグループでは、液相法により、外径約200_から_300nm、内径数十nm、長さ数μmのルテニウム化合物ナノチューブの合成に成功した。ナノチューブを構成する壁の厚みは数十nmであり、この壁は約1.0nmのビス(2_-_エチルヘキシル)スルホこはく酸イオン相と約1.4nmのルテニウム化合物相からなるナノ複合体により構成されていることが分かった。また、ナノチューブを500℃で熱処理することにより、酸化ルテニウムのナノチューブに変換することができた。
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©  日本セラミックス協会 2005
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