主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
ガラス上酸化物熱電デバイス実現のため、ガラス上熱電酸化物薄膜の作製を行った。PLD法・反応性固相エピタキシャル法により作製したα-Al2O3上NaxCoO2エピタキシャル薄膜を純水に浸漬、剥離させてガラス基板上に転写し、そうして得られたガラス上NaxCoO2三次元配向薄膜をSr(NO3)2粉末中310℃三時間大気中アニールを行い、p型熱電材料であるSrxCoO2三次元配向薄膜をガラス上に作製することに成功し、配向は高分解能XRD測定からも確認することができた。また、この薄膜の室温熱電特性はS=136μV/K、σ=1.19×102S/cmであった。