日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1PD05
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レーザアブレーション法によって作製したY2O3/Siの界面特性の改善
*西嶋 正憲原武 耕平吉村 武藤村 紀文
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抄録
次世代の不揮発性メモリとして期待される強誘電体ゲートFETにおいて、Si基板上に強誘電体薄膜を成長させるためのバッファー層として我々はY2O3を用いることを検討している。このバッファー層には、優れた誘電特性と結晶性が求められることから、Y2O3薄膜をエピタキシャル成長させることが望ましい。本研究ではSi表面の酸化抑制を目的とした二段階成長によって膜厚20nmのY2O3エピタキシャル薄膜を作製した。その誘電特性から界面での低誘電率層の形成が示唆されたが、(NH4)2SO3を用いた基板前処理等の検討を行ったところ、製膜初期におけるSi表面の酸化を抑制することができた。さらに誘電特性を改善するために、低誘電率層形成の抑制を検討した結果についても報告する。
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©  日本セラミックス協会 2005
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