日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1PD32
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RTGG法により作製したBiFeO3-Bi0.5(Na,K) 0.5TiO3の結晶配向と緻密化に及ぼすK濃度の影響
*加藤 恭子木村 敏夫
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抄録
適当な化学組成と形状異方性をもつ粒子を反応性テンプレートとして用いる反応性テンプレート粒子成長法(RTGG法)により、ペロブスカイト構造を有する物質に結晶配向を附与することができる。今回は、非鉛系圧電体候補であるBiFeO3系固溶体に板状Bi4Ti3O12粉体を用いるRTGG法が適用できるかを調査するために、固溶体としてBiFeO3-Bi0.5M0.5TiO3(M=Na,K)を選んだ。M=Naの場合には高配向の焼結体は得られなかった。一方、M=Kの時には高配向の焼結体は得られたが、その密度は低いものであった。M=Na,Kとしたときに高配向度で高密度の焼結大が得られた。これらの試料の微細構造観察から、この系の配向度と密度に及ぼす因子を考察した。
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©  日本セラミックス協会 2005
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