日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 1PC02
会議情報

新規 LED 用蛍光体の開発
*川上 義貴上松 和義戸田 健司佐藤 峰夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
現在、青色LEDの量産化に伴い、黄色蛍光体YAG:Ce3+との併用による白色LEDが開発されたことで白色LED用高輝度蛍光体の研究が多方面で進められている。白色LEDは高信頼性、高速応答、消費電力においても蛍光灯の1 / 2、白熱電球の1 / 8という低消費電力であり、寿命も蛍光灯・白熱電球の10倍と長寿命であるため、低コストかつ環境負荷が少ないという非常に優れた特性を持つ。このことから、蛍光灯に代わる照明技術としてかねてから注目を集めてきた。しかし、代替照明としては、明るさ、演色性(演色性:光源を照明として使用する場合の色再現性に関する指数)、発光効率の面で問題を抱えているため、更なる特性の改善には新たなLED用の蛍光体の開発・合成が必要である。本研究では、現在まで検討がほとんど行われていないアルカリ土類ケイ酸塩母体の蛍光体の合成と評価を行った。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top