日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 1PC14
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コアシェル型Au-チタネート-ナノ微粒子の合成と光触媒活性
*早川 知克堀 真美子野上 正行Pagnoux C.
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抄録
Au微粒子の表面プラズモン共鳴(SPR)に起因する光学的非線形性の向上のために、本研究では高屈折率セラミックス酸化物TiO2の被覆を可能にする微粒子合成技術の確立を目指している。これまで我々は4,5-Dihydroxy-1,3-benzene-disulfonic acid, disodium salt monohydrate(通称Tiron)を保護剤かつ還元剤として用いたAu微粒子の作製方法(Tiron法)について報告してきた。Tironは金属イオンとキレート結合する性質があることから、セラミックス微粒子の分散剤によく用いられている。今回、ゾル-ゲル法を用いて加水分解させたTiアルコキシドと、Tiron被覆Au微粒子と反応させることでTiO2とAu微粒子との複合化を試みた。この光触媒活性について合わせて報告する。
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©  日本セラミックス協会 2006
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