日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 1PD06
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酸化モリブデンナノ結晶の気相育成とナノカーボン材料複合化
*敷根 延隆手嶋 勝弥鈴木 孝臣遠藤 守信大石 修治
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抄録
近年,クリーンエネルギーの研究開発が盛んに実施されている。なかでも,固体高分子型燃料電池(PEFC)は小型動力源として期待される。現在,PEFCセルには触媒として白金が用いられ,炭素繊維シートに担持されている。本研究では,気相法により酸化モリブデン(MoO3)ナノ結晶を育成し,ナノカーボン材料と複合化することを目的とした。ナノサイズまで小型化することで,白金同等の触媒活性が得られることが期待できる。気相法でMoO3結晶を育成したところ,原料組成や加熱温度などの育成条件に依存して,ナノカーボン表面に晶出するMoO3結晶の粒径は変化し,最小約10 nmまで小型化することができた。
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©  日本セラミックス協会 2006
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