日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 3F01
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チューブリアクター法によるアルミナ添加酸化亜鉛粉体の合成
*田中 賢二稲田 幹鎌田 海榎本 尚也北條 純一
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抄録
Al固溶ZnOはAlが均一に分散していないため、熱電材料としての性能が低下すると報告されている。Alを均一に固溶させるために、チューブリアクターを用いた均一沈殿法によりAl-ZnO粉体を合成、焼結しAlが均一に分散したZnOを作製する。 Zn(NO3)2とAl(NO3)3のエチレングリコール:水混合溶媒に沈殿剤としてヘキサメチレンテトラミンを加え原液とした。原液を直径数mmのチューブに流し130℃のオイルバスで加熱し、生成物を1400℃で5h焼結した。 反応率はAlの有無に関わらず60%程度となった。XRFの結果より、Al仕込み量に対して粉体中のAl量は低く、また、SEMよりAlを含んだ粉体は粒径が微細化した。XRDより合成粉体はZnOのピークのみ、焼結体にはZnAl2O4のピークも検出された。
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©  日本セラミックス協会 2006
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