日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 2G02
会議情報

リン酸系界面活性剤によるマクロ―メソ多孔性チタニアの構造制御
*瀬戸 康聡中西 和樹花田 禎一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
相分離を伴うゾル―ゲル法によってマクロ多孔性チタニアを作製できることが報告されているが、そのメソ孔制御法は十分に開拓されていない。同反応系に非イオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸を共存させることで、相分離によりマクロ孔構造を制御しつつメソ孔をも制御した階層的多孔構造の作製を試みた。界面活性剤、ホルムアミドの共存下で塩酸酸性条件でチタンテトラプロポキシドを加水分解し、マクロ多孔性チタニアゲルを得た。乾燥・熱処理したゲルの窒素吸着測定により、界面活性剤濃度によってメソ孔の制御が可能であることが分かった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top