日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 3A19
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Ba8(Ta6-xMx)M’O24 (M=Nb and Sb, M’,=Mg, Co, Ni, and Zn)マイクロ波誘電体セラミックスの合成と評価
*菅 章紀小川 宏隆横井 敦史
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抄録
擬ペロブスカイト構造を持Ba8Nb6NiO24セラミックにおいて、NbサイトのTaおよびSb置換とNiサイトのMg, ZnおよびCoの置換を行い、Ba8(Nb6-xMx)Ni1-yM'y)O24(M=Ta, Sb, M'=Mg, Zn and Co)セラミックスの合成を行った。NbのSb置換置換では固溶限界がx=3付近である事が明らかとなり、格子定数は組成に依存して直線的に減少した。さらに、共振周波数の温度係数は+30から-30ppm/oCに変化し、x=1.4近傍でゼロに近い温度特性が得られる事が明らかとなった。また、Ba8(Nb6-xMx)Ni1-yM'y)O24セラミックスの品質係数は80000_から_90000GHzを示し、M'置換による品質係数の低下は認められなかった。
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©  日本セラミックス協会 2006
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