日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 1H32
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TiO2膜による防藻効果を評価するためのクロロフィル定量法
*藏元 孝太郎並木 恵一大塩 茂夫西野 純一齋藤 秀俊
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抄録
TiO2光触媒は強い酸化還元作用があり、抗菌効果を材料に付加させることが期待できる。本実験では、TiO2光触媒による防藻効果を確認することを目的とし、TiO2光触媒が藻に与える影響を長期的に調べた。TiO2薄膜は大気開放型化学気相析出(CVD)法によりSiO2基板上に合成した。サンプルとしてTiO2薄膜が堆積したSiO2基板、SiO2基板のみを入れた藻の生息している水を用意した。そして、サンプル中の藻を15日おきに定量し、90日間培養した。藻の定量はクロロフィルaを指標とした。藻の増殖は、TiO2薄膜が堆積したSiO2基板を入れたサンプルのほうが、SiO2基板のみを入れたサンプルより抑えられていた。
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©  日本セラミックス協会 2006
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