日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 1H31
会議情報

Al2O3添加ZnO焼結体中のAlおよび微量不純物分析
*白水 啓太宗山 悦博堀田 幹則北條 純一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
Al2O3を数mol%添加したZnO焼結体は置換型固溶体を形成しやすく,その半導体特性は不純物元素の存在によって著しく変化する.本研究では,XRD,EPMAによりZnO焼結体中にAlがZnAl2O4の形で存在していることが示唆され,さらにAFM,SAMを用いてZnAl2O4の分布状態を観察した.しかしこれらの機器では,ZnO粒内に固溶しているAlを直接検出することは困難である.そこで微量元素の検出が可能なSIMSを用いてマッピング測定を行ったところ,ZnO粒内にAlが固溶していることが示唆された.これはAl固溶によるZnOの格子定数の変化と一致している.
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top