日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 1A34
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BaO-Nd2O3-TiO2系誘電体セラミックスの燃焼合成
*堺 香代大平 晃也
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抄録
 高周波帯で使用される酸化物系誘電体セラミックスは応用範囲が広く、その必要特性に応じた種々の組成が提案されている。誘電特性は純度や微構造の影響を受けるため、組成以外に合成法の検討も重要である。本研究では、数秒間での昇温・高温反応を特徴とする燃焼合成法により、BaO-Nd2O3-TiO2系誘電体セラミックスを合成した。合成粉末の結晶構造を調べたところ、BaNd2Ti5O14もしくはBaNd2Ti4O12のタングステン-ブロンズ型を示した。焼結体の比誘電率は約81、比誘電率温度係数は-66.7ppm/℃であった。
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©  日本セラミックス協会 2006
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