抄録
非線形光学特性と透明性とを併せ持つ、非線形光学結晶を有するナノ結晶化ガラスは、光機能性材料として期待されている。新組成であるK2O-TiO2-GeO2系に焦点を当て、二次光非線形性を有する透明結晶化ガラスの作成を目的とした。このガラスの結晶化から生成した結晶相はK2TiGe3O9であり、結晶化ガラスから第二次高調波発生(SHG)が観測されたことから非線形光学結晶であることが初めて明らかとなった。またこの系は非常に結晶化しやすいため、結晶化の抑制を検討した結果、非化学量論組成である18K2O-18TiO2-64GeO2ガラスにおいて透明結晶化ガラスの作製に成功した。さらにTiO2のSnO2置換によるSHGの増大を検討している。