抄録
Ba2TiSi2O8は強誘電性に起因する高い機能性を有しており、フレスノイト型構造の化学量論組成を有するガラスはナノ結晶化を呈することが知られている。今回、BaO-TiO2-SiO2系ガラスの組成を変化させ、結晶化挙動と二次光非線形性を調査した。その結果、結晶化挙動が、ガラス組成の変化により、ナノ結晶化、バルク結晶化、及び表面結晶化と変化することを見出した。また、これらは多くの場合フレスノイト型構造を有する結晶相であることを確認した。これらの結果は、BaO-TiO2-SiO2系のガラス組成によって結晶化の組織構造を制御できる可能性を示唆している。二次光非線形性は、c軸配向を示す表面結晶化ガラスの場合がもっとも大きな値を示した。